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Channel: グッジョブ!「インドネシア単身生活」
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紫川中流域の野鳥 4 (2016/04/16)

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またまた、昨日も紫川中流域の野鳥観察に出掛けた。
春の温かい日差しの中で汗ばむほどの陽気。

冒頭の写真は晴嵐橋左岸の河畔公園にある樹木。
やや大きな木は銀杏(イチョウ)の木。
左側の木は欅(ケヤキ)で、どちらも新芽が噴き出している。



公園のベンチの藤棚。
フジの花が咲き始めた。



インドネシアの工場に植えたフジがこんな感じになるのは、あとどのくらいだろうか。
最近の元気のなさを見ると、やはり植物と環境は密接な関係があることが分かる。

思いがけずタシギがいた。



タシギはじっとしていると目立たない模様をしている。
このため、すぐ近くに行くまでじっとして動かず、そばまで寄ってパッと飛び上がることが多い。



きっと、隠れている姿に自信を持っているからだろう。
こちらも知らないふりをしてしっかり写真を撮ったが、コンパクトデジカメなのであまり鮮明に撮れなかった。

コガモの♀。



水たまりの中でしきりに餌を摂っていた。

こちらは♂。



カモ類の多くは♀に対して♂のほうが派手である。
カモに限ったことではないが、野鳥の多くはそうである。
♀が地味なのは抱卵や子育ての時に天敵に見つかりにくくするためのようである。
野鳥の中にはタマシギのように♀のほうが派手で、子育ても地味な♂が行う種も稀ではあるがいる。

北帰行前のツグミ。



だらしなく羽を垂らした姿をよく見かける。
シロハラやアカハラなどもこのポーズをとることが多い。

ムクドリ。



紫川河畔公園のグランドのネットのポールに止まったところ。
ムクドリはこれから人工物の穴や狭いスペースを見つけて繁殖する。

筆者の一番好きなキセキレイが出現。



やや遠かったのでトリミングをして拡大。
中流域から上流域の民家の隙間などに営巣。
金属的な甲高い声で鳴くので、ハクセキレイやセグロセキレイの声とは区別できる。

こちらはセグロセキレイ。



ただいま繁殖中で、巣の近くの電線に止まって、さえずっている。
さえずるというより、近くにいるカラスを警戒しているようで、甲高い声でしきりに泣いていた。

藪瀬橋から下流方向の北を望む。



紫川は北九州市の南にある福地山系に源を発し、小倉南区と北区を南から北へ縦断するように流れる、全長約20キロメートルの2級河川である。
写真の左側に市営南ケ丘団地が見える。



建物が黒くなっているところは、昨年11月24日に火災が発生し、全焼したという。
当時住人の姪が来ていたらしいが、火災の時に飛び降りて意識不明になったというニュースがあったらしい。
高層アパートで火災が発生すると、上下の住人にも迷惑がかかるので大変だ。

甲羅干しするミシシッピアカミミガメ。



アメリカやメキシコが原産。
お祭りの時に出店で販売されているミドリガメである。
小さな子供の時は可愛いが、このように大ききなると飼うのも手に余るようになり、やがて池や川に逃がしたものが在来のイシガメやクサガメの生息を脅かしている。

ヒメジオン。



ハルジオンとの見分けに自信がないが、白い花弁がしっかりして太いので、多分この花はヒメジオンと思う。
漢字で「春紫苑」「姫紫苑」と書く。



遠くの山からウグイスのさえずりが聞こえた。
桜の開花日については気象庁の各地の気象台の標準木に5~6輪花が咲いたら「開花日」の宣言をする。
ウグイスが初めてさえずった日(初囀日=しょてんび)も気象台では記録している。
ウグイスは晩秋になると里へ降りて庭先の植木などにもやって来るが、この時は地鳴きといって「チャッ」「チャッ」としか鳴かない。
ところが春になると例の「ホーホケキョ」とさえずるようになる。
もっともいきなりきれいな声で「ホーホケキョ」とは鳴かず、「ホケ、ホケ、、、キョ、キョ」とあまり流暢ではない。
北九州では概ね2月中旬の頃である。
流暢になった頃にはもう庭先では見られず、山へ戻っている。



過去4日間の記録を一覧表にした。
本日、タシギ、キセキレイ、コゲラを記録したので、合計38種となった。


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