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紫川中流域の野鳥 6 (2016/04/20)

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このところ毎日の日課となりつつある紫川中流域の野鳥観察。
昨日も飽きずにまた出かけた。

冒頭の写真は藪瀬橋から上流側を撮影。
遠くに見える福地山系に源を発し、流域を潤しながら約20km流れて来る。

その藪瀬橋の下にいた錦鯉。



体長60㎝くらいはあるだろうか。
悠然と泳いでいた。

藪瀬橋をねぐらとするカワラバト。



以前はドバトと言って野鳥観察の数に入れていなかったが、ヨーロッパにいるカワラバトをそのまま「伝書鳩」として飼い始めたため、日本野鳥の会ではカワラバトとしてカウントするようになった。
筆者が子供の頃も飼っていて、遠くに運んで行って放鳥し帰巣するまでの距離と時間を競っていた。
やがてハトの鳴き声が病人が苦しむ声に似ているとか、テレビの普及で屋外で遊ばなくなったことや繁殖が旺盛でたくさん増えて餌代が嵩むようになったことから廃れて行った。
残ったのは神社やお寺に住み着いたドバトは環境に適応して数を増やしていった。

朝ドラの「とと姉ちゃん」でお金を稼ぐ目的で姉妹3人でこのドバトを捕まえるシーンがあった。
ドバトは「土鳩」と紹介されていたが、本来は「堂鳩」と書く。

ドバトを捕えてもお金にならなかったが、お金になるのはこちらのハト。



「キジバト(雉鳩)」である。
もっとも筆者が子供の頃はヤマバト(山鳩)と呼ばれていた。
「デデッポー」「デデッポー」と低い声で鳴く。
子供の頃は民家近くや公園では見かけなかったくらい珍しかったが、近年は都市環境に適応して身近に見られる鳥となった。


コガモの♀。



コガモの大半は既に北へ帰ってしまったが、まだ10羽ほど残っている。
野鳥が渡りをし繁殖するのは気温ではなく日照時間である。
夜明けが早くなり陽が長くなると野鳥たちの繁殖ホルモンが活発になるようである。


マガモの♂。



そばに♀もいたので番(つがい)であろう。
マガモの居残り組はこのカップルのみのようである。


今回は少し大きく撮れたキセキレイ。



♀の個体のようである。
♂は黄味がもっと濃くてお腹全体が黄色い。
尾を盛んに上下に振る。
因みに北九州市の市鳥はセキレイであるが、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイのいずれかは明記されていない。


冠羽がお洒落なアオサギ。



くちばしも橙色になった繁殖羽である。
何となくひょうきんな顔をしている。


こちらはダイサギ。



この個体もすっかり繁殖羽である。
目元が青い、くちばしは通常は黄色であるが今は黒い。



体の飾り羽もきれいである。
白い羽も一段と白く見える。
ダイサギはサギの仲間で一番大きい。


ハシブトガラス。



ハシブトガラスは主に木々が茂る山奥か、都会のど真ん中に多い。
街の中でゴミを漁るのはほとんどがこのハシブトガラスで、鳴き声も「カー」「カー」と乾いた声で鳴く。
一方、田んぼや畑を中心に郊外に住むハシボソガラスは「ガー」「ガー」とだみ声で鳴く。
紫川中流域には二種ともいる。


草むらにいたバン。



筆者の姿を見つけると一目散に草むらに逃げ込んだ。
今回は筆者のほうがやや早くバンを見つけた。


ほとんど毎日いるミシシッピアカミミガメ。



甲羅の大きさが手のひら大の中型。
大きなものはこれの2倍以上になる。
近寄るとすばしこく水の中に逃げ込む。


一連の記録を一表にまとめた。



以前と比べてハヤブサやミサゴ、チョウゲンボウなどのワシタカ類が少ない。
ホオジロ、ホオアカ、カシラダカ、オオジュリンなどのホオジロ類も少ない。
環境に適応しやすい種が増え、そうでないこれらの種は減って行く、いわゆる都市鳥化が進行しているようである。

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