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Channel: グッジョブ!「インドネシア単身生活」

杭打ち工事 (2018/12/22)

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12月5日に杭打ち式を行った。
式の模様は携帯電話で撮影したが、その携帯電話は日本の自宅に忘れてきてしまった。
それから2週間余り、このほど2基目の杭打機が来た。

いずれも能力400トンの油圧式杭打機。
昔は軽油を使ったディーゼルハンマー式が多かった。
鉄の重りをディーゼルエンジンで跳ね上げ、重りで打撃するのでハンマーの音が大きかった。
いわゆる「槌音が高い」印象があり、音を聞くたびに工事が進んでいるのを実感できたが、騒音と振動の問題で現在はほとんど使われなくなった。

一方、今使っている杭打機は、機械の重みとウェイトブロックなどの重みを反力にして、油圧で地中に杭を押し込む。
静かなので工事が進んでいるのかいないのか分からない。
機械の自重が重いので、雨が降ったりした軟弱な地盤での移動が大変である。



今杭を打っているのは製品倉庫になる部分。
製品倉庫だけで746本あるが、約40本の杭を打ち終わった。
近くにある杭打ち業者の工場では、急ピッチで杭を製作している。
杭の長さは13mで今のところ途中でもう1本つないで26mの長さにして所定の反力が得られている。

年が明けると3基目の杭打機が来る予定になっている。
全ての杭を打ち終わるのは3月10日の予定。

製品倉庫、シャトルキルン、原料倉庫、事務所、工務棟の順番に打っていく。
ここでも進捗は雨との戦いである。

(つづく)

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杭打ち工事 2 (2018/12/23)

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昨夜、一時国に向けてスラバヤを発った。
このブログをご覧になられている頃は、福岡空港に到着前か、時間によってはすでに到着している頃だと思う。
年末はいつもこの時期に一時帰国している。

さて、昨日の杭打ち工事の続き。
事務所の廊下の真ん前から見える食堂棟の杭打ち。
13mの杭は何の抵抗もなく地中に入っていく。



左側のクレーンで準備された2本目の杭。
1本目を打っている最中に2本目を吊り上げる。



1本目の杭にピタリと合わせる。
杭の周囲全面を溶接する。
これで長さが26mになり、そのまま地中に押し込む。



押し込んだ後、再び油圧で自分自身を持ち上げる。
写真の白い文字が書かれている部分が重りで、本体と合わせて総重量が400トンある。
この400トンの重みで杭を押し込むのである。

造成工事の業者が手配したシートパイル。



このシートパイルが入荷しなかったために造成工事の進捗が進んでいなかったが、これで少しは進むだろう。
このシートパイルは敷地の東奥に作る貯水池のため。
深さ6mの貯水池の周囲を守る擁壁用である。
間もなくこのシトーパイルを打つ杭打機も入って来る予定。

今回の一時帰国後のスラバヤへの戻りは2月初めの予定。
しばらくはスラバヤの情報はお預けとなる。

(おわり)

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杭打ち式準備 (2018/12/24)

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昨日無事に一時帰国した。
福岡は雨で思ったよりも暖かであったが、このあと寒気が訪れるとのこと。

去る12月5日に行われた杭打ち式の準備。
これらの写真はケータイ電話で撮影したものだったが、母の死去で急遽一時帰国し、その後ブログにアップしようと思っていたら、携帯電話を日本の自宅に忘れてしまって、ブログにアップできなかった。

冒頭の写真は杭打ち式のお祈りをささげる場所の組立。
テントを立て、床にはパレットを敷いて雨天でも何とか対応できるように準備を進めた。



これはお札に見立てたお金を焼く焼却炉。
赤に着色することとと祈祷師からの指示。
前回の棟上げ式のときに使ったドラム缶を再び使ってペンキを塗った。

今回はヤギの頭を生贄に捧げることはなかったが、魚、豚肉、花、酒、水、果物などを指示に従って準備。



これはUdang Jumbo(オオエビ)。
ボールペンの大きさと比べてもいかに大きいか、お分かりだろう。



同じくイカ。
インドネシアでこれだけ大きなイカを調達するのは至難である。



カニもそんじょそこらの海鮮料理店にあるカニの大きさをはるかに上回る。
一匹800g以上。



海の魚で800g以上という指定。
Ikan Malasという魚。
白身で蒸すと美味しい。

他にもAyan Jantan(鶏の♂)、Ikan Bandeng(サバヒー)、Kue Wakauという大きなバラの花に似せたケーキなども準備。



これらの供物を乗せてお祈りを行うテーブル。
上面は赤で周囲を黄色い布で囲う。

会社の事務関係の部門とエンジニアリングが総出で、翌日行われる杭打ち式の準備に当たる。

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杭打ち式 (2018/12/25)

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メリークリスマス。
巷ではジングルベルで溢れ返っているが、この齢になれば特別な思いとか感動とかいうものはない。
クリスマスと言えばやはりクリスマスケーキ。
年々豪華になっているようであるが、この日のケーキ屋はクリスマスケーキ以外は売られていない。
ま、一日前に買った好物のモンブランが食べられればそれでいい。

さて、12月5日にあった杭打ち式の記事。



当日は祈祷師も朝6時から来て一通りお祈りとお祓いした。
前日に準備した数々のお供えも飾り付けられた。
この祈祷師の元では過去に第1期工事の杭打ち式(2016年2月1日)、上棟式(2016年11月5日)、火入れ式(2017年9月17日)の3回行ったので、段取りは大体分かっている。



神が宿る場所でのお参り。
この場所にもお供えが飾られていた。
このあと、杭を打つ製品倉庫以外の建物(食堂、シャトルキルン棟、工務棟、事務所、原料倉庫)に線香を持ってお参り。



午前9時45分。
祈祷師の合図の元に最初の杭が撃ち込まれた。
製品倉庫には全部で746本あるが、その中のNo.99の杭を最初に打つよう祈祷師から指示があった。

この日は事前の通達で「卯年生まれ」の人は式には参加しないようにとのお達しがあった。
因みに干支のことをインドネシア語ではSio(シオ)といい、「卯年生まれ」はSio Kelinci(シオ クリンチ)という。

この中国式の儀式の後、ジャワの儀式に倣ってイスラム教のお祈り、ウコンで黄色く色付けしたNasi Tumpeng(ナシ トゥンプン)を主な参加者で分けて食事。
会社の参加者たちには弁当が配られた。

こうして無事に工事の安全と事業の繁栄を祈った。

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Martabak Sinar Bulan (2018/12/26)

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Jl. Raya Kupang Indahに、夜になるとMartabak(マルタバック)というインドネシアのお好み焼きみたいなものを販売している屋台が現れる。
その名もMartabak Sinar Bulanというお店。
Sinar Bulan(シナール ブラン)とは直訳すると「月明り」とか「月光」という意味になる。



ジャカルタのKebun Jeruk(クブンジュルック)にもあり、上の写真のおばさんがやっている。
スラバヤのお店は息子に任せているらしく、この日はスラバヤの息子の店に偶々来ていた。



このお店の人気メニューはMartabak Keju(チーズ味)で価格は15,000ルピア(邦貨で約1,150円)。
この日注文したのはこのチーズ味とMartabak 1/2 Keju+1/2 Kacang Coklat(チーズとチョコナッツの半々)を注文。
因みにMartabak 1/2 Keju+1/2 Kacang Coklat(チーズとチョコナッツの半々)の価格は135,000ルピア(邦貨で約1,040円)。



予め熱したフライパンに油をひき、小麦粉と卵がメインの生地を流し込む。
流し込んでいるのが息子さん。



途中で一切ひっくり返さない。
日本のお好み焼きは両面を焼くが、このマルタバックは片面のみ。
したがって熱が逃げないように蓋を被せるが、密閉はしない。



焼きあがったらバターをたっぷり塗る。
日本人には想像できないくらいのバターの量である。



その上からチーズをこれまたかなりの量を削りながら乗せる。
これでは二つ折りにできないくらいたっぷり。



これをショートケーキくらいの大きさに切って箱に入れてくれるが、箱に入れる途中でもチーズが漏れ出てくる。



二つ折りにした厚みは、おばさん曰く8㎝あるということだった。
具材を入れているときに、周りで驚いた歓声を上げるものだから、調子に乗ってさらに具材を足しているような感じだった。

味は概ね想像通りでチーズ味でこってり。
この日は会社の知り合いも含め4人で行ったが、二人で1個のマルタバックでも食べきれないくらい。
1枚を3~4人で食べるといいだろう。

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Fish Skin (2018/12/27)

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スラバヤで作られているFish Skin(魚の皮)。
スラバヤで作っていても名前にAceh(アチェ)と入っている。
Salted Eggと書かれているので塩漬け卵の味付けのようだ。



裏面を見てみると材料はパンガシウスの皮のようである。
パンガシウスとはオオナマズ科の淡水魚で、近年、日本では大型スーパーなどでも切り身にして売られている。
切り身にしないとナマズの形と分かると抵抗があるからだろう。
白身でホッケの味に似ているとか。
名前もパンガシウスでは呼びにくいのか、バサという名前で呼ばれることが多い。

そのほかの材料はマーガリン、牛乳、砂糖、塩などのほかカレーリーフが入っている。
早速中身を出してみた。



袋の大きさの割には中身は少ない。
袋の3分の1か4分の1くらいしか入ってなく、内容量を確認すると40gだった。
緑色のものがカレーリーフ。

魚の皮というからもっと薄いかと思ったら、意外にも分厚い。
油で揚げられていて、カリカリで塩味。
魚が嫌いな人はやや生臭みを感じる人もあるかもしれないが、筆者は特に気にならなかった。

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ガス圧力低下 3 (2018/12/28)

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PGN(Perusahaan Gas Negara=国営ガス会社)からのガス供給が安定しない。
すでに2か月あまり続いている。
東ジャワ州のガスの供給基地は4か所ありその下部に民間の供給業者があるが、いずれも供給能力はあまり大きくない。
ガスをコンプレッサーで圧力を上げて供給しているが、このコンプレッサーが損傷したらしく、その修理に時間を要しているとのこと。

PGNからの供給圧は通常20barほどあり、筆者の工場内の圧力は2barに減圧している。(冒頭の写真)
ところが供給圧力が4~5barに下がって来ると工場内の圧力も下がって来る。
一時帰国中であるがWA(WhatsApp)で現地から逐次報告が入ってくる。



工場内のガス圧が1barに下がっている。
こうなって来ると窯以外にガスを使っている設備をまず停止する。
乾燥室や空調機である。



窯のバーナーも空気比が変わるのか炎の色が赤くなる。
こうなると窯の中に入っている製品が不良にならないように対策を講じる必要がある。
とはいっても窯の送り速度を速めるわけにはいかないし、一旦窯に入った台車は入口から引き出すこともできない。



釉薬のかかった製品の窯入れを停止し、代わりにダミーという釉薬のかかっていない不良品を窯に入れる。
このダミーが窯の中の焼きあがるゾーンまで進めば一応不良品の発生は回避できるが、さらに圧力が低下すれば、窯のバーナーは自動的に止まる。



現地からの報告で工場内のガス圧力が異常低下したしたとの連絡があった。
前述した一連の対策を講じている最中に窯のバーナーが止まった。
万事休すである。

この日は製品約300個が不良となった。
ほかに窯に入れられなかった製品が500個ほどある。
ガス会社は補償してくれない。

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皮膚科 2 (2018/12/29)

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頭皮からやたらフケが出る。
日本に帰って特に激しくなったようだ。
ジャカルタに住んでいる頃に同じような症状で、現地の皮膚科に受診したことを思い出した。

思い立って自宅近くの皮膚科を午後3時半頃に訪れた。



年末押し迫っての受診だったが、ここを訪れる前に行ったもう一軒の皮膚科は、すでに年末年始休暇に入っていた。
初診なので受付でその旨告げると、問診票を渡された。



既往症やアレルギーの有無などを主体に必要事項を書き込む。
待合室には椅子に座り切れないくらいの人がいた。
当然であるが、一人ずつ呼ばれる順番を雑誌を読みながら待った。

医師との面談で両側の耳の後ろから特にフケが出ること、我慢できないほど痒くはないが、やや痒いことなどを告げた。
するとアレルギーの可能性が高いこと、皮膚を守るビタミンB2とB6が不足している可能性があること、今使用しているトニックシャンプーが良くないこと、シャンプーで激しく皮膚をこすったことなどが原因と症状を悪化さる要因だった。



そこでシャンプーの試供品をくれた。
低刺激性で無香料、無着色のシャンプー。
あとは処方箋を書いてくれた。



処方箋をもって隣にある薬局に行った。
ここでもまたアレルギーの有無や既往症などの問診票を書かされた。
マイナンバーでどこへ行っても過去の医療情報が入手できるようになると、これらの手間が省けると同時に精度も上がると思われる。
もっとも個人情報の漏洩は気にはなる。



渡された薬は頭皮に付けるステロイドの塗り薬とビタミンB2とB6を補うビタミン剤、アレルギーの原因を抑える薬を10日分与えられた。
改善が見られればステロイドは止めてオイル系の薬剤に変えるという。

正月休暇明けにもう一度来て症状の改善の有無を確認したいとのことだった。
この病院は予約制ではなく先着順の受付とのこと。

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ブログ終了のお知らせ (2018/12/30)

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インドネシアに来て約6年。
今年は母の死去をはじめ、家族の病気などもあってケアが不足していたことなどあり、筆者にとっても家族にとっても至難な年でした。
今回の一時帰国も家族のケアを主体にひと月あまり日本に滞在予定なので、インドネシアの記事を掲載するにはやや無理があります。

読者の皆さんには愚作のブログをご覧いただき、またコメントなどで励ましていただきましたことに、厚くお礼申し上げます。
その間ほぼ毎日ブログをアップしてきましたが、本日をもってひとまずこのブログを終了いたしますので、何卒ご了承のほどお願いします。

今後は非定期ではありますが、次のURLのFacebookで、野鳥情報などを主体に引き続き情報発信できればと思っていますので、機会があれば覗いてみてください。

https://www.facebook.com/kamishimbara.naohisa

今年も残すところあと1日となりました。
皆様にとって素敵な新年の訪れでありますようお祈りいたします。

ありがとうございました。

(終)

造成工事 3 (2018/12/21)

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その後の造成工事。
埋め立て用の土砂は概ね入った。
冒頭の写真の部分は製品倉庫の更に北側で、当初はシャトルキルンの建屋を予定したところで、その後のレイアウト変更でこの場所は使われなくなった。
レイアウト変更時点ですでに造成工事を発注していたので、工事を止められなかった。



この部分は製品倉庫を建設する部分。
先日一時帰国する前に杭打ち式を行ったところで、撮影した写真は自宅に忘れてきた携帯電話の中にあるので、ブログにアップできないまま。



ここは原料倉庫Aが建設されるところで、第一期工事のときに造成したので、今回は特に造成の必要はない。



ここは原料倉庫Bが建設されるところで、表土を剥いだところ。
これからさらに土を入れ埋め立てる。
前方に見えるのは本工場。



そのそばを流れる小川。
敷地のほぼ中央を東西に横断していて、周囲の工場からの排水が流れている。
この小川の管轄がKabupaten(県)のようで、工場周囲を迂回して流れるように申請したいが、なかなか受理されない。
県ならば最終的にはBupati(県知事)の承認があればいいのだろうが、なぜかKepala Desa(村長)やRT(組長)が絡んできて、話がややこしくなる。
要は上から下まで賄賂を要求して来るのである。
いまのところ第二期工事まではこの小川はそのままにしておくことにした。

先週末までの造成工事の進捗率が46.8%の予定に対して。実績は48.0%なので僅かながら予定よりも進んでいる。
が、一時は予定に対して15%以上進んでいたのが、ここへ来てなかなか思うように進まない。
土をトラックで運んでいた時の大半が天候が良かったのだが、今は1日に1回は必ずといっていいほど雨が降るのでその影響もある。



もう一つ、隣の工場との境に雨水排水溝を作っているが、この工事がほとんど進まない。
雨で溜まった水を排水したら、また雨が降るのでコンクリートの工事ができないのである。

こうなることは事前に警告していたが、Tidak Apa-apa(何でもない)と受け流すのがインドネシア人。
これから雨が本格的に降ると思われるので、業者の尻を叩くのが頻繁になるだろう。

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