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スラバヤ東海岸探鳥記 201 (2018/10/03)

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休日の朝とはいえ、筆者が探鳥を始めるのは概ね9時前。
その頃は早朝の探鳥を終えたバードウォッチャーが戻って来る頃である。
彼らは夜が明ける5時半頃からスタートする。



戻ってくる人にすれ違った。
筆者が彼らと同じ頃に始めようとすると、アパートをまだ暗い5時前に出なければならないし、朝食も含めて朝はゆっくりしたいというのが本当のところである。
また彼らは本格的な迷彩服やマスクを着用しており、カメラやレンズなどは重装備ある。
筆者は軽装、かつ最低限の装備でそれなりに撮影するだけだから気軽ではある。


このところ数が増えたオーストラリアセイタカシギ。



100羽弱の群れになることもある。
筆者の頭上を「クエッ」とか「ケッ」とかいう声で鳴きながら威嚇して来るので、繁殖に入っているのかもしれない。



オーストラリアセイタカシギは血縁や近縁の仲間と群れを作っているようで、四六時中一緒にいるようだ。



10月から12月頃が繁殖期のようだ。
これから至る所で産卵、抱卵、育雛の姿が見られるだろう。


ハマシギの群れ。



いつ見ても餌を探している。
一日の中で8~9割は採餌行動だと思う。



大きな群れで行動することが多いが、この日はせいぜい10数羽の小さな群れだった。
北極圏での繁殖を終えて戻って来た。


中にサルハマシギが混じっていることがある。



サルハマシギの方が僅かに大きく、くちばしも長い。
くちばしが下へやや湾曲している度合いもサルハマシギの方が大きい。


トウネンの群れ。



スズメくらいの大きさ。
ハマシギやサルハマシギと同じように北極圏で繁殖する。



夏羽はやや茶褐色になるが、今はもう冬羽に戻っている。
一部の個体はこれからオーストラリアに渡り越冬する。


Wonorejoでほぼ年中見られるジャワクロエリシロチドリ。



この2羽は番(つがい)のようだ。
どこで繁殖しているのか気になっていたが、幼鳥がいた。



まだあまり飛べないようなので、Wonorejoでも繁殖しているようだ。
この幼鳥の親鳥がこちら。



♀のようである。
幼鳥の写真を撮って、その後に親鳥を撮って、もう一度幼鳥を撮ろうとしたら姿はなかった。
飛んではいないのでどこかにいると思うのだが、砂礫のなかに隠れると見つけるのは難しい。



このジャワクロエリシロチドリ。
最初は片足で立っているのかと思ったが、そのうちに移動するときはピョンピョン跳ねて移動する。
どうやら片足がなくなっている。
釣り糸か何かが絡まって足が壊死する事故が多いので、その可能性はある。
ジャワクロエリシロチドリは両足で歩くと想像以上の速さで歩くが、片足だけでは何とも痛々しい。


シロチドリやトウネンに混じっていたメダイチドリ。



夏はユーラシア大陸の亜寒帯で繁殖し、冬はアフリカ東部、中東、東南アジア、オーストラリアへの渡り越冬する。
体長約19㎝。
目元がパンダのようになる。

(つづく)

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