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Channel: グッジョブ!「インドネシア単身生活」
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Taman Kenjeran 3 (2016/11/29)

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四面仏陀の対面にあるヒンドゥー教の寺院と思われるところに入ってみた。

バリ島などのヒンドゥー教の建物の入り口には、左右対称で狭い入り口があり、入ったところは行き当たりで、左右どちらかに行かなければならない構造になっている。



それは悪霊が入って来なくするためという。
その突き当り部分にSanggar Agung(サンガル アグン)と書かれていた。
Sanggarとは祭壇とか祠(ほこら)とかいう意味がある。
Agungは気高い、高貴な、崇高な、壮大な、偉大なとかという意味がある。



建物周辺には線香の匂いが漂っている。
中に入るとヒンドゥー教の寺院ではなく、いわゆる中国人のお寺であった。
このような中国人のためのお寺のことをインドネシアではKlenteng(クレンテン)と呼ぶ。
1999年に建立された。



建物の四方向に祭壇があり、蝋燭や線香が灯っていた。
いろいろといわれがあるのだろうが、実のところ中国のお寺の詳細にはあまり興味がない。
ただ、中がどうなっているのか、どんな祭壇があるかということが知りたい、いや見てみたい程度である。

建物を抜けると正面に大きな建造物が見えてきた。



Kwan Im(観音菩薩)である。
2001年に建立された。
高さ18m。
観音像の足元には左右二頭の竜が向かい合っており、その上に4人のマハラジャのボディーガードが乗っている。



竜のところはもう海で、右手の方にはマングローブが茂っている。
そこからJembatan Suramadu(スラマドゥ大橋)が見える。



脇に関聖帝君(かんせいていくん)の銅像もあった。
身分が低い出身だった関聖は下の者には厚く接し、上の者を蔑むことが多かった。
これが災いして非業な最期を遂げることになるが、そこに強い霊力を昔の中国人は感じたという。
中国の廟(びょう)に行けば必ずと言っていいほど関聖の銅像がある。

寺を出て気が付いた。



「放生」という文字が書かれている。
どこかで同じようなものを見た、と思い出したのはジャカルタのグロドックにある金徳院のこと。
お金を払って鳥を購入し、逃がしてやることで、功徳を積むのである。
因みに鳥たちはシマキンパラである。


海のほうに回ってみた。



朽ちた船着き場があった。
網が干されていた。
船の持ち主だろうか、「船に乗らないか」と盛んに言い寄ってくる。



朽ちてはいるがまだ使われているようである。
近海で漁をするのだろう。



遠くの方にマドゥラ島が見える。
水は川の汚れがそのまま漂っているが、風も穏やかで波は静かである。



振り返るとTaman Kenjeranの建物が見える。



Temple of Heaven (天国の寺)が見える。



先ほど行ったKlenteng Sanggar AgungとKwan Im(観音菩薩)。



今回最初に行った四面菩薩像の建物。
その左側にやはりディズニーランドのような建物が見えるので、早速そこを目指した。



Atlantis Land(アトランティスランド)というみたいである。
ここが入り口のようである。



だが、人っ子一人いない。
そばにいたカップルに「開いているのか」と聞くと「閉まっている」との返事。
彼らが言うには、閉まってからすでにかなり時間が経つという。
大きな建物と広いスペースであるが、使われていない。
何とももったいない感じがする。

Taman Kenjeranは広大な土地のたくさんの施設があるが、手入れがあまりされておらず、また一部の人たちだけが使っていて、市民に公平に公開されていないように感じた。

(おわり)

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